W杯「美人サポーター」見納めの可能性。FIFAが差別な放送に警告

落胆の声…

世界中が熱狂しているW杯…。大会の恒例(!?)とも言えるのが、各国のカメラマンたちが前向きな気持ちで披露するハーフタイム中の各国美女サポーターたち。
当然、男女問わず話題となり、このクローズアップ画像を楽しみにしているオーディエンス(男性も女性も…)も少なくありません。しかし、ここでその件に関してのニュースが発生しました…。

英「BBC」の報道によれば、「FIFA(国際サッカー連盟)はテレビ放送局などに対し、今後、“魅力的な女性”を撮影することは控えるよう要請を出した」ということなのです。
 
 FIFAでサスティナビリティ部門を統括するフェデリコ・アディエッキ(Federico Addiechi)氏によれば、「女性に対する差別問題が顕著に表れている」と指摘。
FIFAは差別禁止プログラムの見直しを図り、試合中継をする各国のテレビ放送局などに対して「魅力的な女性」をアップにしたカットを減らすよう要請したのでした。

 2018年W杯ロシア大会における性差別的な問題の代表的例としては、取材中の女性アナウンサーが放送中に声をかけられたり、キスをされそうになる場面も…。
さらには、一般女性サポーターが他国の男性から卑猥な性的暴言を外国語で言わされるなど、
女性への接し方に関する問題が浮き彫りになってもいるのです(この2つは、美人サポーターの撮影とは異質な問題かと思いますが…)。
 
 アディエッキ氏は、「これは積極的なキャンペーンではないが、間違った扱い方を正すものです。
『国際大会では、より多くの視聴者が互いを尊重できるようになること』こそ望ましいと考えています」と、要請本来の意味と今後もこの改善を続けていく方針を明らかにしています。

 今回のFIFAの要請に対して、SNS上では賛否両論の結果に。
 
「女性の権利を守る上では当然の処置」「確かに、女性アナウンサーへの扱いはかわいそうだった」という肯定派と、「女性でも『美女サポ』は楽しみにしていたのに…」
「今後は、“魅力的でない人”が映されるということか。それも問題になりそう」「イケメンアスリート特集もなくなるのね」という懐疑派の二項対立になっています。
 
 メディアのほうも、その大会をより魅力的に報道するために行っているのではないでしょうか。
そして、「写して欲しいと願っている」と察したサポーターにフォーカスしているのではないでしょうか…と思うのですが、本当の考えは藪の中です。
しかしながら現代においては、その件に関してさらに深く考え直す必要があることは確かです…。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180715-00010003-esquire-life