なぜ、バイクへの煽り運転が多発しているのか
https://news.webike.net/2018/07/11/136683/

バイクに嫌悪感を持つ人が増えているという事実
煽り運転が社会問題として取り上げられるようになったのはまだ最近のことなのに、このわずか1年足らずの間に、私の知る限りでもバイクが被害者となる事件が4件も起きています。

そして、ついに先日、死亡事故(殺人事件としてもいい)が発生してしまいました。しかも被害者の男子大学生はバイク関連の会社の入社が内定していたというではありませんか。私は悲しさと怒りの感情を隠し切れません。

これは異常な事態です。煽り運転の多発に社会的な背景が絡んでいることは確かでも、これだけバイクが被害に合うのは何か原因があるはずです。昔だって、煽り運転をするガラの悪い連中はいたものです。

実は、私には思い当たるフシがあります。バイクで公道を走りだして48年目になる私が思うのは、近年、四輪ドライバーがとみにバイクに対して思いやりを示さなくなっていることです。

昔とは違って、彼らの多くはバイクを経験せずに四輪車に乗っているので、バイクにとって危険なことを理解できないのでしょう。そう考えた時、やはりあの三ない運動の影響の大きさを思い知らされます。

ただ、バイクの動きやライダーの心理を理解できないだけならともかく、三ない運動によってバイクはなくていいもの、あってはならないものとの認識を植え付けられ、さらにはバイクへの嫌悪感もが生み出され、バイクへの煽りが多発しているのではないかと思えてならないのです。

実際、バイクに嫌悪感を持つ人は、昔では考えられないぐらいに増えているのです。