2018年7月9日、韓国・京郷新聞は「西日本を襲った豪雨により多くの被害者が出ている中、安倍晋三首相ら自民党議員が5日に会食をしていたことが分かり、批判が起きている」と伝えた。

京郷新聞が日本メディアの報道を基に伝えたところによると、安倍首相は5日夜、東京で開かれた自民党議員らとの酒宴の席に参加した。この席には岸田文雄政調会長、小野寺五典防衛相など40人を超える議員が参加した。

この事実は西村康稔官房副長官が自身のツイッターに「(安倍首相が差し入れた)獺祭と(岸田政調会長が差し入れた)賀茂鶴とどっちを飲むんだと聞かれ、一瞬戸惑いながらも、結局両方飲んでました。そしてお2人と写真を撮っていました。
いいなあ自民党。今日は安倍首相、岸田政調会長、竹下総務会長が勢ぞろい。和気あいあいの中、若手議員も気さくな写真を取り放題!まさに自由民主党」とする文章と写真を掲載したことで明らかとなった。

ツイッターのコメントには「一体どんな精神でこんな飲み会ができるんだ」「これが危機管理なのか」などの批判が相次いだ。菅義偉官房長官は6日、同問題に関する質問を受け「大雨に対して確実に対処している。しなければならないことを確実にしていれば問題ない」との見解を示した。

今回の豪雨は、9日午後10時現在で123人が死亡し、61人が行方不明の状態だ。また約2万3000人が避難施設に滞在、11県で26万7000世帯の水道供給が中断しており、平成に入ってから最も大きな風水害となった。

この報道を受け、韓国のネットユーザーからは「日本の政治家も問題山積だな」「世襲政治家が問題なのは日本も韓国も同じ」「日本も韓国と似たり寄ったりだな」「日本の政治家がいくら愚かだとしても大韓民国の政治家よりは100倍いい」など、日韓の政治家を比較する意見が寄せられている。

また「日本版朴槿恵(パク・クネ)だな」と、セウォル号沈没事故の際に対応が遅れ批判が続出した前政権に言及する意見も見られた。(翻訳・編集/三田)
https://www.recordchina.co.jp/b623938-s0-c10-d0124.html