手袋をした手に握られているのは、国の特別天然記念物、二ホンライチョウのひなとみられます。

場所は富山・長野県境の北アルプス。

訪れた登山者がSNSに写真を投稿していました。

野生のライチョウはいま新たな命が誕生する季節を迎えています。

県などはかわいいからといって決してひなに触れないでと話しています。

二ホンライチョウのひなを手掴みにしているとみられる画像。 登山の愛好者などが集まるコミュニティサイトに投稿されていました。

今月はじめごろ、富山・長野県境の北アルプス唐松岳付近で撮影されたとみられます。

画像を見た人からSNS上で批判する声が次々と上がり、そのためかいまはサイトから画像は削除されています。

環境省や文化庁なども投稿の事実を把握していて、鳥獣保護管理法や種の保存法、文化財保護法など様々な法律に触れる恐れがあると指摘しているということです。

県の自然保護課は「ひなが親からはぐれたように見えたとしても野生動物であるライチョウには、決して触れることなく、離れて見守るにとどめてほしい」と話しています。

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