平和憲法の解釈に基づき、日本は攻撃型兵器とみなされる空母は保有していない。だが、中国人としては日本が空母を建造できないはずがないという意識があり、
不安に感じられることもあるようだ。中国メディアの快資訊は10日、世界一流の日本の造船技術を持つ日本が空母を建造できない理由について伝える記事を掲載した。

 記事は、日本企業はかつて「ノック・ネヴィス」という有史以来、最大の船を建造した経験を持つほど高い造船技術を持つと指摘し、
その技術力は世界一流だと強調。民間の船と軍艦を同じ基準で考えることはできないとしながらも、日本は第2次世界大戦の時には米軍と肩を並べるほどの空母艦隊だって保有していた国だと論じた。

 だが、現代の空母建造に求められる技術は格段に高くなっていて、日本といえども簡単に米国のような空母を建造できるものではな
いと強調。中国はウクライナからワリヤーグと呼ばれる未完成の空母を購入し、改造して空母としたが、「空母建造の経験や蓄積のない日本はワリヤーグですら空母にできたかは不明だ」と主張した。

 さらに、日本はいずも型護衛艦のようにヘリコプターの運用が可能な護衛艦を建造できても、これは排水量2万トンレベルであり、
米空母カール・ビンソンのような10万トン級の空母とは「差がありすぎる」と主張。中国は日本がいずも型護衛艦を「空母に改造しようとしている」と批判するが、「技術的な制約」の他に、「政治的な制約がある」ため、日本は空母を建造
することができないと主張し、中国としては日本が大型の空母を建造、保有することを過度に案じる必要はないとの見方を示した。
(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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