死者159名、行方不明56名(7月10日現在)に上り、西日本に甚大な被害をもたらした平成30年7月豪雨。今も必死の救命、捜索活動が続けられています。

 全国に支援の輪が広がっていますが、残念なことに被災地のニーズに合わないケースも多々あるのだそうです。

◆救援物資があふれる倉敷市から悲鳴

 たとえば、物資が大量に送られてきた倉敷市。猛暑の時期に着られない秋冬物の洋服も多かったそうで、人手が足りず仕分けができないので避難所のスペースを圧迫するだけになってしまったのです。

 こうした状況に、市は10日、支援物資の受け入れを一時的に休止すると発表しました。また、個人がたくさんの支援物資を路上に置いていき、自衛隊の通行のジャマになるのでやめてほしい、と悲鳴のようなツイートもしています。

 こうした動きに対して、ネットでは“善意を無にするのか”といったクレームの声があがったり、“千羽鶴は迷惑か否か”なんていうノンキな議論が起きたりする始末。

 もちろん、ほとんどの人は真剣に心配したうえでの行動なのだろうと思います。

 でも、一番に優先すべきは被災者の声ですよね。せっかくの善意が有効に行き渡るよう、今一度チェックすべき点をおさらいしてみました。

 NPO法人「レスキューストックヤード」のサイトにわかりやすくまとめられていましたのでご紹介します。

(以下は、同サイト「支援物資を提供する」を参考に要約)

http://rsy-nagoya.com/volunteer/sizai.html

◆バラバラに支援物資を送るのは迷惑

 まずは、あわてて物資を送るのはやめてください。被災地に物がないのは、品物自体がないのではなく、道路などのインフラが断たれてしまったために、正常に供給されていないだけなのです。

 加えて、送る物についてもよく考えましょう。


https://news.infoseek.co.jp/article/joshispa_20180711_00863339/?ptadid=