豪雨災害を受けた野党各党代表らによる9日の首相官邸への緊急要請をめぐり、面会時間が
変わったり、入り口で検査の足止めを食ったりするなど、一時混乱する場面が見られた。
野党は官邸側の対応に不満を強めている。

 要請は野党幹事長会談で急きょ決まった。当初は「午後4時から」と各党に伝わり、自由党の
小沢一郎代表は定刻前に官邸に着いた。ところが、数分後に「会談は中止」との情報が入り、
小沢氏は「(事情は)知らない」と困惑した様子で官邸を後にした。

 関係者によると、官邸での面会を要望した野党側に対し、官邸サイドが「国会内でなら会っても
いい」と主張。面会場所で折り合わず、いったん白紙になったようだ。

 結局、菅義偉官房長官との面会が官邸で40分後に設定されたものの、今度は立憲民主党の
枝野幸男代表が官邸入り口で保安検査のため足止めに。立憲幹部は「われわれが官邸に
いたときとまるで違う」と不快感をあらわにした。(2018/07/09-20:55)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018070901155&;g=pol