幸福の科学「大川隆法」総裁 死刑執行後に「麻原彰晃」の霊を呼び出す

オウム真理教の麻原彰晃(本名・松本智津夫)の死刑が執行されたのは、7月6日の朝。その日の午後、麻原の姿は、
東京・品川区の「幸福の科学」総合本部にあった――大川隆法総裁の身体を借りて。同教団の“お家芸”で蘇った麻原は、
何を語ったか。

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「ウソか誠か、獄中の麻原は“精神錯乱”状態にあったといわれていますが、映像冒頭で『狂人を装っていた』と
断言されていたことに驚きました。『霊となった今は、しっかりと話せる』そう。今回の霊言の目的は、戦後最大の
テロ事件を起こした宗教団体の、宗教的なケジメをつけるため、だそうです」(参拝者)

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■「ポアするぞ」

以下は、大川総裁(麻原)と、それに質問をぶつける3人の幹部との問答の様子を、参拝者の証言を元に再現したものである。

幸福幹部:いまの心境は?

麻原の霊言:逮捕から23年経ったし、死刑判決が出てから12年か。毎日「いつ来るか」と思っておった。
たくさんの人をポアしてきたから、ワシがポアされても当然。死んだという自覚はある。死刑囚が刑を執行されたってことだから。

幸福幹部:死刑を受け入れている? やむをえない?

麻原の霊言:やむをえないことはない。強い者が勝ち、弱い者が敗れる。警察を倒せなかった。ルパンみたいに警察を
キリキリ舞いさせることをやってみたかった。警視庁を狙いたかったから、サリンは桜田門の出勤時間を狙って、一矢報いた。

先の参拝者によれば、「霊言は全体を通し、“間違った考えを持つ麻原を、幸福側が糾弾する”という構成です」という。

あちらの信者が聞いたら激怒必至の内容だが、このほかにも、「行く所がないんだ。ここ(幸福)に住ませてくれたらありがたい。
ライバルを祀るのもいいんじゃない」、「年寄で弱いんだ。年寄を大切にしないとポアするぞ」なんて台詞も大川総裁(麻原)の
口から飛び出した。

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■「尊師と呼べ」

「一連の事件は部下が暴走しただけ。『ポアしろ』と命じただけで『殺せ』とは言っていない。死刑にするのはおかしい」

と、先ほどとやや死刑に対する意識の違いを感じさせる。「麻原さん」と呼びかけた幹部に「尊師と呼べ」と怒るケンカ腰な一面も。
対する幸福側も、有名な麻原の“空中浮遊”写真を持ち出して応戦する。

幸福幹部:実際はピョンピョン飛んでいるだけ。
麻原の霊言:そんなに下半身鍛えとらんよ。

幸福幹部:座布団を重ねて飛び降りているだけ。
麻原の霊言:君らだってこうして霊言やって、(信者に)信じさせているじゃないか。

――「見ていてヒヤヒヤした」(参拝客)というほどの、まさかのストレートな幸福批判。

幸福幹部:オウムは薬物で幻覚を見せ、24時間強制的に説話テープを聞かせ、信者をコントロールさせていた。
麻原の霊言:おたくもカセットテープ聞かせているだろう。

幸福幹部:本という選択肢もある。
麻原の霊言:ああ、そうなんだ。

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