西日本の豪雨で、ツイッターでは「レスキュー隊のような服を着た窃盗グループが被災地に入っている」などの情報が急速に拡散している。
しかし、警察は「そのような事実は把握していない」としており、不確かな情報に惑わされないよう注意を呼びかけている。

 ツイートは複数の人物が聞いたうわさが元になっているとみられ、被害の大きかった広島、岡山、愛媛の各県の地名を挙げ、
「自衛隊を名乗っている」「消防団の服装をしている」などという内容もある。
 「窃盗犯は大阪ナンバーの車を使用」「崩れた家に入って窃盗している。たぶん中国人」などという記載もあり、投稿を見た多数の人に
リツイート(転載)されている情報もある。避難所などでも話が広がり、広島県呉市もホームページで「窃盗団に注意して」などと掲載した。
 東日本大震災の際は、住人が避難中に空き巣被害が起きたが、広島県警は、ツイッターで多数の情報が流れていることについて
「発信元を確認し、不確定な情報を拡散させないで」と呼びかけ、岡山、愛媛両県警も被災者らに冷静な行動を求めている。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20180709-OYT1T50046.html