都心の交通機関は常に混雑しているが満員になりがちな車内で、はたしてどれほどの人が妊婦に気遣いを見せるだろうか。
このほど英ロンドン市内の地下鉄で、ちょっとした実験が行われた。『The Sun』『indy100』などが伝えている。

2児の母でありブログ「Mother Pukka(マザー パッカー)」を運営しているアナ・ホワイトハウスさん(36歳)は、
妊婦を応援する「#ExpectingChange」のキャンペーン大使でもある。
このたび妊娠中のスキンケアメーカー「Mama Mio(ママ・ミオ)」が委託したリサーチに参加して、ロンドン地下鉄で実験を行った。

リサーチでは日々交通機関を利用している2,000人を対象に調査が行われ、「もし妊婦がいたら席を譲るであろう」と答えた人は10人のうち6人だった。
しかし4人に1人は「妊婦らしき人を見ても、妊娠していない可能性もあるかと思い実際に席を譲らなかったことがある」と答えている。
そこでアナさんは実際に大きなお腹を抱えた妊婦のフリをして、冷房設備のない暑く混雑した地下鉄車内に乗り込んだ。

アナさんの実験では、席を譲ってくれたのは10人中4人のみだった。
5人目の男性には、アナさん自ら「譲ってもらえないかしら」と声をかけて初めて座ることができた。
アナさんは車内でいかにも辛そうにお腹をさすったりして「私は妊婦」という雰囲気を出すように努めていたが、
それでもほとんどの人がスマホに夢中になっていることを知り、その事実にショックを受けた。

【海外発!Breaking News】妊婦に席を譲る? 譲らない? ロンドン地下鉄車内で実験したところ…<動画あり>
http://japan.techinsight.jp/2018/07/ellis06140705.html
http://japan.techinsight.jp/wp-content/uploads/2018/07/thesun1807061956.jpg
https://www.youtube.com/watch?v=dlTtgxILTv8