立憲民主党など主要野党は6日の衆院議院運営委員会理事会で、安倍晋三首相が11〜18日に予定している
ベルギーやフランスなど4カ国への外国訪問について、「延長国会中の長期外遊は異例」として反対した。

 これに関連し、立憲民主党の福山哲郎幹事長は党の会合で「何をしに行くのかさっぱり分からない。国会をさぼりたいために外遊するのか」と批判。
一方、菅義偉官房長官は記者会見で「訪問は極めて重要な意義を持つ。わが国は他の国と比較して国会に縛られる時間が圧倒的に多い」と反論した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018070601006

 辻元氏は、安倍首相が11日から欧州や中東を歴訪することについて「審議拒否ではないか。また海外逃亡だ」と批判。
その上で「(不信任案を)一番嫌なときに出さないと気が済まない」と息巻いた。

https://www.sanspo.com/geino/news/20180705/pol18070514490001-n1.html

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 安倍晋三首相は2日の政府・与党連絡会議で、11〜18日にベルギー、フランス、サウジアラビア、エジプトの4カ国を訪問することを明らかにした。
欧州連合(EU)本部があるブリュッセルでは、日EU経済連携協定(EPA)に署名する。

 日EUのEPAが実現すれば、北米自由貿易協定(NAFTA)に匹敵する世界最大規模の自由貿易圏になる。首相は「アベノミクスの新しいエンジンになる」と協定締結の意義を強調。
さらに「世界で保護主義の動きが広がる中、日本は自由貿易の旗手としてその旗を高く掲げ、今後も自由貿易体制を力強く推進していく決意だ」と語った。

 パリでは、日本博「ジャポニスム2018」の開会式に出席する。サウジアラビア、エジプトには、日本の民間企業関係者ら経済ミッションも同行する。【古川宗】
https://mainichi.jp/articles/20180703/k00/00m/030/035000c