女性落とし殺害」2審も無罪、暴行・脅迫有罪
7/5(木) 12:28配信 https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180705-00050058-yom-soci


 兵庫県加古川市で2015年、女性をビルから落として殺害したなどとして、殺人と暴行、脅迫の罪に問われた同県稲美町、無職大道竜二被告(53)の控訴審判決で、大阪高裁(増田耕児裁判長)は5日、1審に続き殺人罪を無罪とした上で、暴行と脅迫の罪で懲役1年4月を言い渡した。

 大道被告は15年9月、加古川市内の雑居ビル5階通路で、交際していた女性(当時32歳)と口論になり、15メートル下の路上に落として殺害したとして起訴された。

 大道被告は殺害を否認しており、昨年7月の神戸地裁姫路支部判決は殺人と脅迫罪を無罪とし、転落前に女性を蹴るなどした暴行罪で懲役1年4月(求刑・懲役22年)とした。控訴審判決で増田裁判長は、殺人罪について1審判決同様、「遺体の状況からは、自殺、他殺のいずれかを判断できない」として無罪とした。