内田樹
https://i.imgur.com/IyYfe0z.jpg 280頁
安倍首相のような国際的視野も無いし、知性も徳性も無い政治家がこれだけの権限を保っていられるのも、
やっぱりアメリカが「貧すれば鈍す」という状態だからです。
今の安倍首相のポジションは、
かつての李承晩(韓国)やスハルト(インドネシア)やマルコス(フィリピン)やゴ・ディン・ジエム(南ベトナム)と
あまり変わらない開発独裁の体制の為政者です。
アメリカは自分達と価値観も統治原理も違うけれど、軍略的にはアメリカの役に立つなら、
どんな非人道的な独裁者でも支援します。
自民党の改憲草案を見れば分かる通り、安倍首相は、政治思想的にはアメリカの統治原理を頭から否定する立場です。
でも、アメリカの要求には全部「イエス」です。