来年に向けて嬉しい報せが舞い込んできた。ホンダが、同社のクラシックなバイクをいくつか米国に復活させるという。
「モンキー」と「スーパーカブ C125」が2019年モデルとして米国の顧客にも提供されるのだ。

勘違いしないで頂きたいのは、これらの新型バイクは、LEDライトやデジタルディスプレイなど細部が現代的になっているものの、
ホンダはそのデザインや機能性を、20世紀半ばに登場した初代と実に近いままに保っているということだ。
これらのバイクは、コンセプト・モデルとして昨年秋の東京モーターショーに出展されていたが、ホンダはすぐにでも市販化するつもりだったようだ。
初代では50ccエンジンが一般的だったのに対し、復活した2台はどちらもずっと大きな125ccエンジンを搭載している。

モンキーは、もともと日本にある遊園地の乗り物として60年ほど前に登場したのが始まりだったが、すぐに大量生産され、世界各地で販売されるようになった。
常に安価で楽しく丈夫なこの小型バイクは、ジョン・レノンが広大な邸宅の敷地内を回るために購入したことでも知られる。

米国に2019年モデルイヤーとして導入されるモンキーは2色のカラーが用意され、「パールネビュラレッド」はABS付きだが、「バナナイエロー」を選ぶとABSは装備されない。
価格は、ABSなしのタイプが3,999ドル(約43.8万円)で、ABS付きはそれより200ドル(約2.2万円)高い(日本では2色ともABSなし/ありから選べ、価格はABSなしが39万9,600円、ABS付きは43万2,000円)。
日本では7月12日、米国では10月に発売予定だ。

一方、スーパーカブ C125は標準でABSを装備し(写真はABSが装備されていない他国向け仕様)、価格は3,599ドル(約39.4万円)。
初代のアメリカン・ホンダによる「スーパーカブ」は、米国では1958年から1974年まで販売されたが、他の市場に向けて絶え間なく生産が続けられていた。
世界で最も多く売れたモータービークルで、生産台数はなんと累計1億台を超えている。新型は電子制御燃料噴射システムを採用し、カラーはパールブルーのみ。
こちらは2019年1月に発売される予定だ(日本ではABSなし39万9,600円で9月14日発売)。

「モンキー」と「スーパーカブ」が、125ccになって米国市場に復活!
https://news.biglobe.ne.jp/sports/0628/atb_180628_6402353483.html