サッカーW杯ロシア大会に出場している韓国代表の申台龍(シン・テヨン)監督は、世界王者のドイツを倒してW杯の舞台から引きずり下ろす可能性は、わずかに1%しかないと述べた。
メキシコに0-1で敗れた後、試合終了間際の決勝点でスウェーデンに2-1と勝利したことで、ドイツは1938年大会以来となる1次ラウンドでの敗退危機から逃れた。
ドイツは、27日に行われる試合で2点差以上の勝利を収めればグループステージ突破を確実なものとするが、グループFはここまで勝ち点を挙げられていない韓国を含むすべてのチームに突破の可能性が残されている。
申台龍監督は「ドイツはわれわれよりもかなり強い。だから簡単なことではない。しかしボールは丸いので、われわれにもチャンスは訪れるだろう」と話す。
「たとえ支配率でドイツに劣ったとしても、ドイツに勝つための最大限のことをするつもりだ」「われわれには1%の可能性しかない。死に物狂いの戦いになるだろう」
「しかし、たとえ決勝トーナメントに進出できたとしてもそうでなかったとしても、われわれは明日の試合で勝利するために最大限のことをするつもりだ。韓国の人々はそのことを理解しているし、彼らが応援してくれることを期待している」
イングランド・プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーに所属する孫興民(ソン・フンミン)も、番狂わせを起こす可能性は低いと考えている。
韓国がサプライズを起こすことができるかと問われた孫興民は「どう答えるべきか分からない」と話し、「もちろん16強に進むためのベストを尽くしたい。彼らは勝たなければならないし、われわれもそうだ」と続けた。
「彼らは世界王者であり、世界ランキングで1位につけている。多くの人が、メキシコがドイツを倒すとは思っていなかっただろう。だからわれわれも全力を尽くし、結果を受け入れるつもりだ」
韓国はドイツとの試合で、キャプテンの寄誠庸(キ・ソンヨン)が負傷により欠場となる見込みとなっている。
「彼はこのチームのキープレーヤーだ。あらかじめ準備していたことはない。だから彼の欠場はわれわれの状況を非常に難しくしている」

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