尼崎市でがん検診などを受けた1300人余りの個人情報を記録したUSBメモリーが紛失していたことがわかり、市は22日、記者会見を開いて謝罪しました


尼崎市によりますと、紛失がわかったのは市内の保健所で行われたがん検診や肝炎ウイルス検診について記録したUSBメモリーです。
この中には、ことし1月に検診を受けた1354人分の結果のほか、それぞれの名前や住所などの個人情報が含まれているということです。
このUSBメモリーは、市が検診の業務を委託している外郭団体の「尼崎健康医療財団」との間で、データをやりとりするために使われています。
1月分のデータが予定の時期を過ぎても財団から市に届かないことからそれぞれが詳しく調べたところ、ことし4月6日に紛失が発覚したということです。
USBメモリーには、内容が簡単に見られないよう複雑なパスワードがかかっているということで、市は、今のところ情報流出に伴う影響は確認されていないと
しています。
尼崎市健康増進課の森田幸子課長は、「市民の皆様に不安を抱かせてしまいたいへん申し訳ない。今後、情報のやりとりの方法を改めるなど、再発防止策を徹底
したい」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20180622/2020000367.html