W杯でまた出たアフリカ黒魔術の恐怖 日本が次戦激突のセネガルに“前科”
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サッカー日本代表に“黒魔術”の恐怖が襲いかかる。
西野ジャパンがロシアW杯1次リーグ第2戦(日本時間25日午前0時開始)で対戦するアフリカ強豪セネガルは
ピッチ外でも難敵だ。昨年のU―20アフリカカップでセネガルの選手が呪術で使用される人形を
相手ゴールに投げ込むと「呪い」として大騒動に発展した。ポーランドに圧勝するほど実力を誇るものの
“黒魔術”で日本の10番を背負うMF香川真司(29=ドルトムント)をターゲットにしかねないという。
昨年3月のU―20アフリカカップ決勝、セネガル―ザンビア戦の試合中に事件は起きた。
セネガルのFW選手がソックスから人形のような茶色の物体を取り出すと敵ゴールへと投げ込んだ。
各種報道によると、物体は呪術などに使われる人形で、それを見たザンビア側は大激怒したという。
両チームのイレブンが激しく衝突したものの、試合は続行された。セネガル側は0―2で敗戦したこともあって
呪い疑惑を否定したが、人形を投げ込んだ行動が選手個人のものか、チームの意向なのかは明らかになっていない。
ただ、西アフリカ地域では呪術や黒魔術が盛んで、ときにはサッカー界でも騒動になることが多い。
有名なのは2002年のアフリカネーションズカップだ。マリとの試合直前、カメルーンのトーマス・ヌコノGKコーチが
ピッチ上で黒魔術を行った疑いで警察に逮捕されたのだ。後に無罪で釈放されたが、
本紙の取材に「世の中にはまだ黒魔術で試合に勝てると信じている人がいるんだ。
私にはそんな力はない」と語っていた。
02年以降、アフリカサッカー連盟は「呪い禁止」を加盟する各国協会に通達したものの、
ピッチ外では呪術師による各種祈とうは珍しくない。10年南アフリカW杯に向けて1次リーグで日本と同組になった
カメルーンが呪術師をチームに同行させていると大きく報道された。結果は日本にも初戦で敗れるなど
1次リーグ敗退となったが、大舞台で勝利するためには“何でもあり”なわけだ。