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太陽電池パネルを展開しても縦横1.5m、
高さ55cm、重量約65kgの機体の中に、
深宇宙通信に必要な機能をすべて詰め込んでいます。

送信機出力15Wを有し、小惑星到着時(約0.45AU[天文単位]=約6700万kmの距離)には
4kbps以上のテレメトリ(※1)ビットレートを、
高利得アンテナ(HGA)と臼田宇宙空間観測所(UDSC)の
64mパラボラアンテナを使用して成立するように設計しています。

このビットレートを見て驚かれる方もいらっしゃるでしょう。
深宇宙通信では高速といっても、
アナログ電話回線(54kbps)用の有線モデムよりも
伝送速度が遅いというのが現実なのです。