E3でのわずかなショーケースのあと,投資家やアナリストはSwitchの販売を懸念している。
しかし彼らは正しいのか?

なにか重要なものを公開した直後に任天堂の株価が下落するのは前代未聞というわけではない。
実際,それはほぼ常態化している。
そして,Smash Brosにフォーカスした昨日のNintendo Directのあと,同社の株価は6%下落し(関連英文記事),今年の最安値を更新した。

これはあまり重要ではない ―とりあえず今のところは―。
しかしこれは単に失望した投資家がいたということではない。
あるアナリストは,Niko Partnersの示唆する任天堂の2000万台出荷と年度内の1億本の
ゲーム売り上げに対しての疑問に懸念を表明している。

(中略)

もうひとつの懸念はSwitchの最近の売り上げに関するものだ。
多くのヒット作を集めた圧倒的な2017年のあと,今年の任天堂は物静かだ。
ベヨネッタ,カービィ,ゼルダ無双,そしてドンキーコングなど,強力な新タイトルラインナップはあったが,これらは主に既存のユーザーをターゲットにしたものだった。

任天堂の大きな賭けであったLabo ―
子供たちにSwitchテクノロジーでいろんなものを作って遊ばせようとデザインされたエデュテイメント属性の製品― は,絶大な批評家の反応にもかかわらず,製品価格の高さ(そして遊ぶにはゲーム機が必要なこと)が商業的売り上げには悪影響を及ぼした。

最終的に力強い初年度の売り上げにもかかわらず,サードパーティサポートはいまだに欠けている。
Fortniteは別として,E3では大手パブリッシャからのSwitchゲームがないことが目立っていた。

(後略)
http://jp.gamesindustry.biz/article/1806/18061801/