妻のパラシュートが開かぬよう細工、夫に終身刑

 【ロンドン=広瀬誠】英ウィンチェスター刑事法院は15日、スカイダイビングのパラシュートに細工をして妻を殺害しよう
としたなどとして殺人未遂罪に問われた男に対し、18年間仮釈放なしの終身刑の判決を言い渡した。実際に妻は、英南部で約
1200メートルの高さから飛び、パラシュートが十分に開かず地上に落下したが、奇跡的に重傷で済んだ。


 判決などによると、男は元陸軍軍曹のエミル・シリアーズ被告(38)。シリアーズ被告は2015年4月、保険金目的で妻
を殺害するため、妻が使うパラシュートの部品を取り外すなどの細工をした。妻はスカイダイビングの経験が豊富だった。

http://www.yomiuri.co.jp/world/20180616-OYT1T50084.html