“ちょっといいチャリ”の決定版かも。新興メーカー、ペップサイクルズの『NS-D1』がいろいろ“ちょうどいい”
2018.06.17
https://www.digimonostation.jp/0000143060/




“ちょっといい”パーツで組まれた“ちょうどいい”自転車
そんなイメージにピッタリな自転車が登場した。Pep cycles(ペップサイクルズ)の『NS-D1』というモデル。あまり聞いたことがないブランド名かもしれないが、それもそのはず。ペップサイクルズはスタートしたばかりの国産ブランドで、『NS-D1』はその初号機なのだ。
気になる『NS-D1』の価格は税込みで9万9360円。10万円以内という予算をギリギリクリアしている。
10万円を下回るロードバイクは各社から販売されているが、そうしたモデルは後にもっと高いモデルにステップアップすることを視野に入れたエントリーモデルで、長く乗るのには向かなかったりする。
が、この『NS-D1』のコンセプトは”長く乗れる”こと。そのために、かなり考え抜かれた設計とパーツセレクトになっているのだ。

まず、フレームは耐久性が高く、長距離乗っても疲れにくいクロモリ(鉄)製。デザインもシンプルで長く乗っても飽きることはなさそう。その気になればフェンダーやキャリアを自由に取り付けられるよう、オプション装着用のネジ穴も設けられている。

ホイールはロードバイクに採用される700cというタイプより少しだけ径の小さい27.5インチ(650Bという呼び方もある)。
スピードを出したいなら径が大きいほうが向いているが、街中などのスタート・ストップが多い場面や、細かい曲がり角があるような道を走るなら、少し小さめのほうが取り回しはしやすい。

また、その気になれば700cにホイールを交換できる設計になっているので、スピードを出したくなったり、もっと遠出したくなったりしたら大きめのホイールを付けることもできる。
ブレーキがディスクになっているのは制動力やコントロール性が優れているだけでなく、ホイール径の変更がしやすいから、という理由もあるのだ。
『NS-D1』のギアはシングルスピード。つまり変速機構は標準の状態では装備していない。
たくさんある変速ギアを操作してスピードを出すのがロードバイクだと思っている人には物足りなく思えるかもしれないが、実は街中を主に走るのであればシングルスピードで十分。

変速ギアが付いていると、メンテナンスしないことでギアが変わりにくくなったり、チェーンが外れてしまったりするようなトラブルが起きやすくなるが、
シングルスピードならそんな心配がいらないので、メンテ慣れしていないエントリーユーザーにとってもメリットがあるだろう。後から変速ギアが欲しくなっても心配はいらない。
なぜなら『NS-D1』は変速ギアの後付けだって簡単にできる構造なのだ。


https://media.digimonostation.jp/wp-content/uploads/2018/06/102.jpg
https://media.digimonostation.jp/wp-content/uploads/2018/06/042.jpg
https://media.digimonostation.jp/wp-content/uploads/2018/06/071.jpg