2018年6月13日 17時34分
参院選挙制度 定数6増の自民案 野党反発し再協議へ

参議院選挙の1票の格差を是正するため、自民党が定数を6増やすなどの案を示したことを受け、伊達参議院議長は各党の代表者を集め、
自民党案以外に具体的な案がある場合は、対案を提出するよう促しました。しかし野党側が強く反発し、14日改めて協議することになりました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180613/k10011476571000.html



2018年6月14日 19時14分
参院選挙制度 議長が調整打ち切り 自民が改正案提出

参議院の選挙制度をめぐって、野党側は、伊達参議院議長に、各党で一致点を見出せるようあっせん案を提示するよう求めましたが、
伊達議長は、各党が法案を提出し、国会で審議すべきだとして、調整を打ち切りました。これを受けて、自民党は、14日夕方、定数を6増やすなどとした公職選挙法の改正案を参議院に提出しました。

参議院の選挙制度をめぐって、自民党は、埼玉選挙区の定数を2増やし、1票の格差を3倍未満に抑えるほか、
比例代表の定数を4増やしたうえで、あらかじめ政党が決めた順位に従って当選者を決められる「特定枠」を導入するなどとした案を示していますが、野党側は、「国民の理解が得られない」などと反対しています。

伊達参議院議長と各党の代表者は13日に続いて会合を開き、自民党は、「参議院独自に行政監視機能の強化にも取り組んでおり、定数を増やすことへの理解は得られると考えている」などと述べ、協力を求めました。

これに対し、野党側からは、各党で一致点を見出せるよう、伊達議長にあっせん案を示すよう要請しましたが、伊達議長は、
「具体的な改革案を持っている党は、できるだけ速やかに法案を提出してほしい。今後は、国会で審議してほしい」と述べ、各党による調整を打ち切りました。

これを受けて、自民党は、14日夕方、参議院の会派、「無所属クラブ」と共同で、公職選挙法の改正案を参議院に提出しました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180614/k10011478281000.html