「死亡」の男性が帰宅、警察が遺体取り違え謝罪

警視庁は12日、東京都葛飾区で死亡した男性を別人と取り違え、関係のない家族に引き渡していたと発表した。

遺体は火葬されたが、今年5月に死亡したはずの男性が帰宅し、取り違えが発覚。
遺体は別の男性と確認され、警視庁は両家族に謝罪した。

発表によると、昨年6月、葛飾区の江戸川で意識不明の男性が見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。
亀有署は、行方不明届が出ていた千葉県松戸市の40歳代の男性と体格や年齢が似ていたため、妻と親族を呼んだところ、「間違いない」と話した。
今年5月上旬になって、死亡したとされた男性が帰宅。同署が再び遺体の身元を調べたところ、都内の30歳代の男性の指紋と一致した。

警視庁は通常、親族が遺体の 容貌 (ようぼう) を確認すれば、指紋の照合やDNA検査は行わない。
同庁幹部は「今後は可能な限り、客観的な資料を集め、遺体の身元確認を徹底する」としている。

http://sp.yomiuri.co.jp/national/20180613-OYT1T50015.html