滋賀県守山市の介護老人福祉施設で、男性職員が入所者に暴言を吐くなど不適切な行為を繰り返していたことが11日、施設への取材で分かった。市は今年3月、施設を運営する法人に対し高齢者虐待防止法に基づき、改善を求める通知を出した。

施設によると昨年12月、男性職員が入所者の男性に「くそじじい」などと暴言を吐いたり、本人や家族に無断でベッドに柵を設けたりしていた。
職員は施設の聞き取りに「イライラして言ってしまった」と述べ、男性や家族に謝罪したという。

市は、一連の言動や行為が虐待にあたるとして、今年3月に施設を運営する同県野洲市の医療法人に改善を求めた。

医療法人は4月に改善計画を提出したが、市は内容が不十分だとして再提出を求めているという。

https://www.sankei.com/smp/west/news/180612/wst1806120010-s1.html