北、貿易 安倍首相が議論主導 欧米間の「裁定役」 トランプ大統領も「シンゾー、どう思う?」

 8日に開幕した先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)では、安倍晋三首相が昨年に続いて
北朝鮮問題などで議論を主導した。米国と欧州・カナダが激しく対立する気候変動問題や貿易問題でも
「裁定役」を務めるなど、存在感を発揮している。

 貿易問題でも、各国が関税率などの数字を挙げてトランプ氏とやり合った。そしてトランプ氏が
日本を除く5カ国の反発を受ける度に、困って振り向く先は安倍首相だった。

 「シンゾーの言うことに従う」「シンゾーはこれについてはどう思うか?」

 安倍首相も本来は欧州、カナダに近い立場だ。だが、世界貿易機関(WTO)に批判的なトランプ氏にも
配慮し、言葉遣いを選んだ上でこう投げかけた。

 「WTO体制には機能が不十分な面も確かにある。できるだけルールを強化するのはどうか」

 するとトランプ氏は「う〜ん」と言いながらも矛を収めた。ドイツのメルケル首相は、こう言いながら
安倍首相にウインクした。

 「みんなでWTOを作ったのに、朝起きたらトランプ氏のツイッターで関税を25%かけられると知った。
どうしたらいいの」

 結局、再び「シンゾーどうだ?」が繰り返され、トランプ氏は最後にこう言って去っていったという。

 「きょうは、素晴らしい会議だった」
https://www.sankei.com/politics/news/180610/plt1806100009-n2.html

西村 やすとし
@nishy03
トランプ大統領から「シンゾーの案に従う」と頼られ、安倍総理が
「ルールに基づく貿易システムを発展させていく」と提案し、合意につながりました。
フランスのマクロン大統領からも「シンゾーの提案のおかげだ。ありがとう」と声をかけられていました。
witter.com/nishy03/status/1005651494652137472