2018年6月4日、韓国・ニューシスなどによると、訪日した韓国の経済団体、
全国経済人連合会(全経連)が、自民党に日韓通貨スワップの再開を建議した。
許昌秀(ホ・チャンス)会長ら全経連代表団は同日、東京を訪問し、経団連の
中西宏明会長や榊原定征前会長らと懇談会を行った。両団体は今年10月ごろ、
韓国で「第28回 日韓財界会議」を開催することで合意。韓国の若者の日本での就職問題や、
未来産業と北東アジア平和時代の
ビジネス協力問題など、両国間の民間経済協力についても協議したという。
全経連代表団は、同日午後には自民党の二階俊博幹事長と竹下亘総務会長を
表敬訪問し、日韓通貨スワップの再開を建議した。また「北朝鮮の経済開放が
現実になった際、技術力に優れた日本との協力を活性化させたい」との考えも伝えたという。
この報道に、韓国のネットユーザーからは「スワップを政治的に利用する日本とは
距離を置くべき」「李明博(イ・ミョンバク元大統領)時代と同じ。韓国がプライドを捨てて
スワップ締結を頼み、結局は日本の望み通りに進む」「カナダとのスワップも始まったのに、
なぜ日本とスワップ再開の話を?」
「国民の意見も聞いてほしい」など、日韓通貨スワップの再開に否定的な声が寄せられている。
一方で「日本で就職する韓国の若者たちのことを考えると、日本との経済協力は避けられない」との
意見や、「文在寅(ムン・ジェイン)大統領がもたもたしているから、
企業人が代わりに動き出した」と政府に対する不満の声も見られた。

http://www.recordchina.co.jp/b607940-s0-c20-d0058.html