圏央道、遠いトイレ 魔の空白76キロ、利用者不安「我慢できぬ」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180609-00000009-ibaraki-l08

「トイレが足りない」-。首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の利用者から、こんな不満の声が大きくなっている。茨城県内区間でトイレ休憩できるのは江戸崎パーキングエリア(PA、稲敷市)のみで、最も近い菖蒲PA(埼玉県久喜市)まで約76キロも離れている。
ネクスコ東日本関東支社によると、両PA間の通常走行時間は1時間4分。暫定2車線のため朝夕や休日は混雑が起きやすく、利用者は渋滞時さらに我慢を強いられている。(報道部・三次豪)

■給油所も114キロ先に

「次の江戸崎PAまで76キロ」。外回り線の菖蒲PA手前に設置された注意看板は、“魔の空白区間”に入る前に休憩をドライバーに促している。

「もし渋滞にはまったらと考えると恐ろしい」「次の休憩所まで長すぎて我慢できない」。
利用者から不安や不満の声が聞こえてくる。仕事や家族旅行で圏央道を利用するという鹿行地域の男性(45)は「トイレが少なくて不便。片側1車線なので、前方の車が遅いと、さらに時間がかかる。
子どもやお年寄りが一緒のときは必ず事前にトイレを済ませるようにしているが、それでも不安」と語る。