たばこを吸う成人の割合は、厚生労働省の2016年調査によると、約20%だった。喫煙率全体は減少傾向だが、
都道府県別では北海道が最高、奈良が最も低く、差がみられた。受動喫煙のない社会を目指す「禁煙週間」は6日まで。
最も低い奈良の喫煙率は17・1%。04年以降、順位は顕著に下がり、13年と連続で全国最低だった。県の担当者に理由を尋ねたが、
「昔からいる職員に聞いても影響のあった施策を特定できなかった」という。
16年に最も高かったのは北海道で24・7%。割合は01年の38・0%から減少傾向だが、都道府県別では01年以降の調査で
6回連続で最も高い。道の担当者は「要因はいろいろ指摘されているがこれといったものは分からない」と頭を悩ませる。
都道府県別の2016年の喫煙率(%、高い順)
北海道 24.7
1位青森 23.8
2位岩手 22.6
3位福島 22.4
4位群馬 22.0
5位栃木 21.8
6位佐賀 21.7
7位茨城 21.6
9位千葉 21.1
10位宮城 21.0
11位埼玉 20.8
12位山梨 20.5
13位福岡 20.4
14位秋田 20.3
15位宮崎 20.0
16位新潟 20.0
17位神奈川 20.0
18位静岡 19.9
19位大阪 19.9
20位福井 19.8
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