自転車に週8.5時間以上乗ると「前立腺ガン」発症リスクが6倍に
 
50代を迎える男性にとって、もっとも恐ろしいガンのひとつである、前立腺ガン。
このガンは、自転車に乗ることと発症の因果関係が、以前から指摘されている。

50歳以上に限った場合、乗車時間が1週間に3.75〜8.5時間の人の発症リスクは、3.75時間未満の人と比べて、およそ3倍に跳ね上がることが示されている。

さらに長い間、自転車に乗る人の発症リスクを見ると、週に8.5時間以上では、なんと3.75時間未満の人の6倍にもなった。

週に8時間半といえば、1日に換算すれば1時間強である。
競技自転車やツーリングに限らず、通勤に自転車を使用している程度の人でも、簡単に超えてしまいそうな時間だ。

手軽で健康によいイメージがあるサイクリングだが、中年男性が始めるのは、考え直したほうがよさそうだ。

ちなみに、自転車に乗ると硬いサドルで股間を圧迫され、EDになるという説がある。
しかし、英国でサイクリスト5282人を対象におこなわれた大規模調査では、自転車の走行距離とEDとの関連は否定された。

一方で、この調査より規模は小さいものの、自転車に乗ることとEDの因果関係を示した報告はいくつかある。

この「都市伝説」の真相は藪の中だが、実際、サドルで会陰部(陰囊と肛門の間)が圧迫され続けると、血の巡りが滞り、勃起に関係する神経・血管系が傷つく可能性がある。
会陰部に当たらないように、中心に穴を開けたホールタイプのサドルも、すでに開発されている。

http://news.livedoor.com/lite/article_detail/14775273/