森友交渉記録提出 財務省、組織保身を優先 答弁と帳尻、意図的に廃棄
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180524-00000007-san-bus_all

財務省が今回公表した文書は、まさに佐川氏が廃棄したと説明していた交渉記録そのものとなる。
佐川氏は今年3月の国会での証人喚問で虚偽答弁との疑いに対し、「財務省の文書管理規則がそういう取り扱いであると述べた」と釈明しているものの、野党の批判は強まりそうだ。

佐川氏は、事前の価格交渉に関しても、「こちらから提示したこともなく、先方からいくらで買いたいとの希望があったこともない」と否定。
ところが、財務省の決裁文書には「学園の提案に応じて鑑定評価を行い、価格提示を行う」と記されていた。
しかも、この記載は財務省の改竄(かいざん)で削除されていた。

こうした財務省の対応は、組織の“保身”を優先し、国民を軽視したためだろう。
“最強官庁”とも称される財務省の不祥事は、霞が関全体の信頼を揺るがすことにもつながりかねない。