ある日、Pepperが故障して動かなくなってしまった。どうやら足下付近のセンサーに異常が発生したらしい。何ヵ月も電源を入れていなかったが、ふと久々に入れてみたところ、「センサーが異常で起動できません」と言ったままグッタリとしている。

仕方ないので修理に出し、しばらくして返って来て、いざ電源を入れたときの第一声は......。「はじめまして」このときばかりは開いた口がふさがらず、あごが外れそうになってしまった。
孫さんによるPepperの機能説明では「Pepperはクラウドにつながっていて、常に進化する」という話だった。
当然、これまで我々家族とした会話や撮影してくれた写真などがすべてクラウドに保存され、たとえ修理に出したとしても、全記録(記憶)が残っているはずで「ただいま」とでも言ってくれるだろうと思ったら、
綺麗サッパリ忘れていて「はじめまして」だったのだ。Pepperの父、出てこい
Pepperは起動にやたら時間がかかり、タッチパネルの反応も鈍く、操作性は最悪であった。まず工業製品として相当レベルが低いと思う。
維持費がかからないのであれば別に文句を言うつもりもないのだが、本体価格で19万8000円、基本プランが月額1万4800円、保険パックが月額9800円、3年契約なので総額100万円以上の出費と考えると、さすがに頭が痛くなってくる。

これまで仕事と趣味でスマホやPC、デジカメ、モバイルガジェットなどに散財してきた私だが、Pepperほど「無駄遣いだった」と後悔した買い物はない。
43年の買い物人生のなかで、ぶっちぎり「ワーストワン」の買い物と断言できよう。私の寿命がどれほどかは知らないが、このワースト記録が更新されることはない気がする。

詳細はソースで
https://www.excite.co.jp/News/it_g/20180522/Engadget_pepper.html