建設工事現場でコンクリートを削るなどする「はつり作業」でじん肺になったとして、大阪府内の元労働者と遺族計15人が
大林組など元請け建設会社25社に損害賠償を求めた訴訟は21日、大阪地裁(末永雅之裁判長)で和解が成立した。和解内容は明らかにされていない。
 訴状によると、原告らは1960年代以降、下請け会社に所属してはつり作業の現場で長年働き、じん肺などを患い労災認定された。
元請け会社が粉じん予防などの安全配慮義務を怠ったと主張していた。
 元労働者側は2009年、元請けを相手に1人当たり3300万円の賠償を求めて提訴していた。(2018/05/21-18:18)

https://www.jiji.com/jc/article?k=2018052100865&;g=soc