翁長雄志沖縄県知事を支持する県政与党や労働組合、企業は17日、那覇市の八汐荘で、秋の県知事選に向けた調整会議(議長・新里米吉県議)を開き、翁長知事の擁立を目指す方針を改めて確認した。

同会議の新里議長に代わる後任人事についても協議し、今回結論は出なかったものの、県議会与党最大会派の「社民・社大・結」の県議を軸に選出することを申し合わせた。

翁長知事擁立については、3月の前回会合でも確認したが、その後、知事が膵臓(すいぞう)に腫瘍が見つかり、手術を控えていることもあり、改めて協議した。
その結果、方針を変えないことを確認した。

会合後、新里議長は記者団に「翁長知事がいつ復帰するかは分からないが、必ず復帰すると思う」と強調した。
調整会議の議長選出については「できる限り早い時期に議長を決めてバトンタッチしたいが、人選は慎重にしなければならない。そのため、めどは決めていない」と語った。

新里議長によると、先日、オール沖縄会議を脱会した、かりゆしグループは前回知事選と同様に調整会議に加わる。

オール沖縄会議を脱会した金秀グループは調整中で、新里議長は会にとどまるよう「今後、話し合いを進めたい」との意向を示した。

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-703010.html

「翁長の代わりは翁長」

入院前よりもやせているが、県庁幹部は「歩きも会話も普段通り。食事療法で体重は落ちたが、本人は『おいしいものが食べたい』と言っている」と健在ぶりを説明する。
会見後、知事の後援会関係者は「翁長さんは胃がんも乗り越えたタフな人間だ」と自分に言い聞かせるように語り、早期復帰に期待を寄せた。

知事の姿に、今秋予定の知事選で翁長氏擁立を決めている県政与党議員らは胸をなで下ろした。

与党関係者の一人は「翁長の代わりは翁長。代われる人はいない」と語り、再選へ向け準備を加速させる構えを見せる。

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/252469