偽造された大量の在留カードをベトナム人ブローカーら約30人を通じて売りさばいたとして、茨城、岡山県警が、中国人の男を入管難民法違反(偽造在留カードの提供など)の疑いで逮捕していたことが捜査関係者への取材でわかった。

 少なくとも約1500枚の偽造カードが全国11都府県にいる外国人に渡ったとみられ、両県警は販売網や製造元などの解明を急いでいる。

 男は茨城県鉾田市、農業手伝いの男性被告(31)。同法違反(不法残留、偽造在留カードの
所持)で逮捕・起訴されて公判中だが、関連捜査で、ベトナム人ブローカーらと共謀して
昨年10〜12月、偽造カード3枚を3人のベトナム人に提供した疑いが強まり、再逮捕した。
被告は容疑を認めているという。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20180518-OYT1T50044.html