中華料理は4000年の歴史を経て今に伝わるもので、中国人が誇りとする存在の1つだ。世界3大料理の1つに数えられる中華料理だが、
中国人からすると日本料理のほうが世界的に評価されているように思えるようで、納得がいかない気持ちになるらしい。中国メディアの今日
頭条は12日、海外では日本料理のほうが「高級感がある」と認知されていることについて怒りを示す記事を掲載した。

 中国人の多くは「日本料理に比べて中国料理のほうが圧倒的に歴史があり、広大な国土で採れるあらゆる食材を調理する技法でも、日本料
理には決して決して引けを取らない」と自負している。しかし、海外では中華料理店よりも日本料理店のほうが高級で、ブランドという点で
も上というイメージに中国人としては納得いかないと論じた。

 中華料理や日本料理と言っても様々な種類やランクの店があり、気軽に入れるところから高級店まで幅広い。記事の主張のように簡単に結論を
下すのは難しいが、少なくとも中国人が自国の料理に「強い誇り」を感じていることは見て取れる。

 記事が独自に分析するところによると、海外で日本料理店が多い理由は、「食事を重んじており、食べることを追究している」という点で違い
があると指摘している。また、「料理が非常に精巧で食材にこだわっており、接客サービスも中華料理店とは天地の差がある」と考察した。それ
ゆえ海外は料理の味よりも、「日本人の細かな気配りのあるおもてなし」
という気質的な部分で日本料理を高く評価しているようだと主張し、中国人としては納得いかない気持ちになると伝えた。

 中国人の気質は日本人とは大きく違っていて、豪快でおおらかな大陸気質と言われる。記事は、「中国人が賑やかに食事をしていて、海外で
中国人観光客のテーブルが特別騒がしくて目立ってしまう」ことがあることを認めつつも、中国人としては「眺めて美しい料理より、人を魅
了する味の料理のほうが価値がある」として、やはり自国の料理を愛してやまない気持ちを吐露している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

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