>>11
田舎のバスは逆に待ってくれる
自分は北海道のど田舎でマイナス15度の中、危うく40分に1本くらいしか来ないバスに乗り遅れそうになったことがある
直前で間に合わず、万事休すかと思われたその刹那、まるでひなを待つ母鳥がごとく、悠然とバスはその巨躯を停止した
車内暖房のせいだろうか。僕の体に張り付いていた雪は解け、赤くはれた頬を氷の残骸が静かに伝っていった