定刻より数十秒早く電車を発車させたことで、日本の鉄道会社が謝罪した。日本では、同様の事例が昨年11月にも起きており、海外のソーシャルメディア・ユーザーたちの間で話題になっている。
詳細をおろそかにできないとしたら事実関係はこうだ。昨年11月は発車が20秒早かったが、今回はなんと25秒も早すぎたのだ。
当然ながら、ソーシャルメディアのユーザーたちはこれを見逃さなかった。
インドネシアのアズハリ・ハリスさんはツイッターで、「なんてことだ日本!!? 25秒も早く出発? 4秒前に乗ろうとしても乗れなかったっていうこと!??」とコメントした。
報道によると、JR西日本・琵琶湖線にある能登川駅で先週11日、出発時刻が午前7時12分だったところを11分だと勘違いした車掌が電車のドアを閉めた。
すぐ間違いに気が付いた車掌は、再びドアを開けて失態を避けることもできたが、プラットホームに乗客が見当たらなかったので、定刻までまだ25秒あったものの出発させることにした。
米テキサス州のピーター・J・リコディさんはツイッターに、「ニュースです。西日本旅客鉄道は日本中部を走る鉄道が25秒予定より早くプラットホームを出たと謝罪しました」と投稿した。
また、英国のアンドリュー・クルーズさんは、
「すごいね。鉄道会社がサービスに言い訳できない不届きがあったと全面的に謝罪するのは日本だけだ。それも電車が25秒早く出たからだって!」とツイートした。
日本の鉄道会社は非常に時間に正確な運行で知られるが、能登川駅で定刻前に出発した電車に乗ろうとして取り残された乗客が実際いたことが判明した。
プラットホームに取り残された乗客たちからの抗議を受けてまもなく、JR西日本は、「お客様には大変ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」との謝罪文を出した。
昨年11月に東京・秋葉原と茨城県つくば市を結ぶ「つくばエクスプレス」が定刻前に出発した際も、運営する首都圏新都市鉄道は、
「お客様には大変ご迷惑をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます」と発表文で述べている。
当時も車掌が出発時刻を間違ったことが原因だった。乗り遅れた乗客はいなかった。

http://www.bbc.com/japanese/44150537