資源エネルギー庁が16日発表した14日時点のレギュラーガソリンの店頭価格(全国平均)
は前週比1.2円高い1リットル147.1円だった。値上がりは4週連続。3年5カ月ぶりの高値水準
で推移している。石油会社の4月以降の卸値引き上げが波及している。

 地域別では群馬、栃木など45都道府県で上昇した。下落は大阪と香川の2府県にとどまった。
全国最高値は長崎の154.4円で最安値は徳島の139.6円だった。

 原油価格は、米国のイランとの核合意離脱表明を材料に3年6カ月ぶりの高値圏にある。外国
為替市場での円安傾向もあり、石油元売り会社の原油調達コストは増加基調だ。今週も1リット
ル2円の引き上げが系列の給油所に通知された。石油情報センターは「来週も上昇」と予想する。
軽油は前週比1.2円高の1リットル125.7円。灯油は同0.8円高の1リットル89.2円だった。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO30576750W8A510C1X93000/