新潟女児殺害事件の報道を受けてそれを見たタレントのフィフィさんが5月15日の23時過ぎに
事件の報道姿勢に対するツイートを行い反響を呼んでいる。
そのツイートは「新潟女児殺害事件で、容疑者の人格について『アニメ好き』を強調する報道ってどうなの?
アニメ好きに対する偏見を生むだけだと思うんだけど」というもの。女児殺害事件が起こるたびに
マスコミが報じる「ゲーム好き」「アニメ好き」という報道が行われている。

古くは女児連続殺害事件の宮崎勤元死刑囚の頃からこのような傾向があり、「アニメ愛好家=犯罪者」と
結びつける傾向がある。それから「引きこもり」「家庭内暴力」「卒業文集」など日常生活や過去のことを晒し
犯罪者の傾向があったのかと報道する姿勢はテンプレートだ。

今回も例外ではなく、「アニメ好き」という報道が行われているがそれに対してフィフィさんが怒りを露わにしている。
「アニメ好きの一面も」と書かれているが、アニメ以外のどのような趣味があったのか。「ニュース番組好き」と
小林容疑者が自白したらそれを報道するのか、「クイズ番組好き」「グルメ番組好き」と供述してもそれは犯罪と
結びつかないどころかキャッチーでないため報道されないだろう。

フィフィさんのツイートに対して「そのアニメを放映して多少の利益を得てる連中が何言ってんだって話ですな」、
「容疑者は週に何度もフジテレビやテレビ朝日のニュース番組を見ていた一面も…」、
「いやもう、これは数十年前からの決定事項」、「報道の十八番の印象操作」というリプライが行われている。

約10分後にはフィフィさんは「で、容疑者は『アニメ好き』って流れからの、次のニュースでは“日本のアニメ”を作った…って
高畑勲さんの感動ストーリー、マスコミは一体何をしたいのか」とツイート。マスコミも切替が早いようである。

今後も小林遼容疑者の過去や卒業文集、趣味などについて報道は行われていくだろう。

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