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 富士北麓(ほくろく)の湖を巡る「第28回チャレンジ富士五湖ウルトラマラソン」が22日、71キロ、100キロ、118キロの3コースであり、計約4千人が挑んだ。

 100キロの選手たちは午前4時半以降、富士吉田市の富士北麓公園を出発。山中湖、河口湖、西湖、精進湖の順で湖畔沿いを走った。出発時に7・5度だった気温は、午後1時半ごろには最高気温26・6度と今年一番の暑さとなった。

 60キロ地点の休憩所で、選手たちは次々とひしゃくで頭に水をかけていた。滋賀県から参加した柴田智仁さん(43)は「暑すぎる。涼しいと聞いていたのに」。
夫婦で参加した神奈川県茅ケ崎市の内木場圭介さん(36)、博子さん(36)は首に保冷剤を巻き、「何回もリタイアしようと思った。あと40キロも自分との戦いです」と話した。

 12時間40分で100キロを走りきった千葉県柏市の塩山麻実子さん(38)は「はってでもゴールしようと粘った。化粧落ちを気にせず、水をかぶり続けました」と笑顔だった。

 主催者によると、昨年72%だった男子100キロの完走率は61%に落ちた。(河合博司)