>>806,807
更に、ID:aiuTWti30の述べる本旨によると、三次元に生きている我々であっても、二次元のような想像世界がきっかけとなり、いずれ我々の理性を失わせて『上位互換』たる三次元の実世界で暴走を始めるとのことであるが、
それならば何故、そのような想像世界に染まり切れないような年齢の子供が陰惨な快楽殺人事件を犯す事例があるのか、
また何故、そのような想像世界自体や、その成熟が見られないような古代においても、現代と同じか、あるいはそれ以上の衝撃的な嗜好や性癖が存在していたのかが説明出来ない。


我々は、ある想像世界に出会ったりある嗜好に目覚めたりする前に、一人の共同体的な社会的人間であり、誰しもがそれまでの生活歴史の中で共同体員としての自覚や責任や情緒や周囲の人間との絆を育んできている。
これは我々それぞれの独自の世界であり、これがアイデンティティの元であり、自分にとっての唯一無二の存在規定となる。
いくら想像世界というものが楽しく非現実的な魅力を持っていようとも、すでに我々が独自で持っているこの現実世界の自分史を含んだ崇高な価値とは決して相いれない。
だからこそこれほど想像世界が成熟した現代にあっても、むしろ凶悪犯罪は減少し、想像世界の良いところだけを存分に味わい、現実世界に応用できるとこは応用し、発展してきたのである。