6月3日、新温泉町湯の地内で、湯村温泉の開祖慈覚大師への感謝と子ども達の健やかな成長を祈願する『湯村温泉まつり』が行われる。

 700年以上前から続く同まつりは、荒湯地蔵尊・慈覚大師報恩感謝供養から始まる。
その後、主役である子どもたちが正福寺から薬師堂までを練り歩く稚児行列や、新温泉町湯地区内をめぐる子ども樽みこし、
名物の大綱引きなどが行われる。使用するのは、住民たち自らが編み込んだ菖蒲綱。
長さ約100メートル、重さ約4トン、直径50〜60センチもの大綱を地元住民と観光客が一緒になって引っぱり、勝運を競う。
上組が勝てば豊作、下組が勝てば商売繁盛といわれており、終了後には綱の一部を持ち帰るのが縁起が良いとされている。

 さらに、夢千代像から繁栄橋までの町道には多数の屋台と武者絵ののぼりが立ち並ぶほか、菖蒲酒鏡開き」が行われ、
邪気を払い疫病を除く縁起の良い植物とされる菖蒲の葉を浸した菖蒲酒が振る舞われる。

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小さい町祭っぽいけど楽しそうなお祭りの写真

そーす
http://kisspress.jp/articles/17034/
『湯村温泉まつり』新温泉町