もうとっくに解体されてなくなっちゃった実家がまだあるような気がする
夕方とか夜になると何となく「あー帰らなくちゃ」って思う
明かりがついてて、若かったカーチャンとか兄貴達が待ってるような
そんで今は捨てちゃった俺のガラクタとか全部家の中にまだあるような
そんな気がして仕方ない
故郷に戻ってももう俺んちは跡形もないし、兄貴達も自分の生活で忙しいし
カーチャンも認知症で俺のこと忘れかけてんのに

ボケたジジババが「家に帰る」っつって徘徊する気持ちが最近わかってきた
こういう感覚なんだな