英語の講師確保できず 中学校で1か月英語授業止まる 松江

松江市の中学校で英語の講師を確保できず、先月、3年生全員が英語の授業を受けられなかったことが
わかりました。島根県は「年度当初から人材を確保できなかったのは初めてで、遺憾だ」としています。

英語の授業を実施できなかったのは松江市の市立第三中学校で、今年度当初から教諭2人、非常勤講師1人の
3人の態勢で授業を行う予定でしたが、講師を確保できませんでした。

このため、3年生の3クラス89人が、先月の10コマ分の英語の授業を受けられませんでした。

教職員の人事権を持つ島根県によりますと、県や市が2月下旬から数人に打診していましたが、採用に
至らなかったということです。

その後、講師を確保するめどがつき、来週にも授業を行える見通しだということで、学校では英語の授業を
増やして、遅れを取り戻すことにしています。

第三中学校の池田宗市校長は「学ぶ時期が遅れてしまい、大変申し訳なく思う。生徒の負担にならない形で、
6月下旬までに遅れを取り戻したい」と話しています。

島根県は「年度当初から人材が確保できなかったのは初めてのことで、授業ができなかったのは遺憾だ」
としています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180510/k10011434151000.html