http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20150302/278134/
鈴置高史:
当時、真田先生は東京三菱銀行で韓国を担当しておられました。私も日経新聞のデスクとしてアジアをカバーしていました。
あの頃は、韓国人の中でも分かった人は「日本は最後まで面倒を見てくれた」と語っていました。
1998年と思いますが、危機の原因を追及した韓国国会でも、それを前提にした質問があったそうです。
でも今やそんなことを語る人はいない。韓国では日本が悪者でなければならないからです。
当時をよく知るはずの記者も「日本の貸しはがしが危機の引き金となった」と書きます。

真田幸光教授:
米欧が貸しはがす中、我々は最後まで引かなかった。「日本が引き金になった」とは言いがかりも甚だしい。
これだけは記録に留めていただきたい。邦銀の担当者は本店を説得し、欧米が逃げた後も最後まで
韓国にドルをつないだのです。
韓国が国際通貨基金(IMF)に救済を申請した後でも、KDB(韓国産業銀行)とIBK(中小企業銀行)へは
日本輸出入銀行がドルを融資しました。我々、邦銀の韓国担当者が走り回った結果です。
それなのに「我が国の通貨危機は日本が起こした」と世界で吹聴する韓国。そんな国を助ける気になるでしょうか?