タイ、TPP参加意向=茂木氏に正式表明
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018050101029&;g=int
タイ軍事政権のソムキット副首相(右)と会談する茂木敏充経済再生担当相=1日、タイ首相府(代表撮影)
https://www.jiji.com/news/kiji_photos/0180501at58_p.jpg
TPP参加国(橙色)
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【バンコク時事】タイ軍事政権のソムキット副首相は1日、
当地で茂木敏充経済再生担当相と会談し、環太平洋連携協定(TPP)の新協定
「TPP11」に早期に参加する意向を正式に表明した。
茂木氏は会談後、タイのTPP11参加を歓迎するとともに、
他のTPP11署名国への橋渡し役を務めるなど支援していく考えを示した。

https://mainichi.jp/articles/20180502/k00/00m/020/156000c
東南アジアでは、シンガポール、ベトナム、ブルネイ、マレーシアがTPPに署名済み。
タイは従来、日中韓などが参加する東アジア地域包括的経済連携
(RCEP)を重視していたが、交渉が進展しない中、TPP加盟方針に転じた。

日本にとってタイのTPP加盟の利点は多い。直接的には、日系自動車や
部品各社が進出するタイがTPPに参加し、他の加盟国との間で関税が低減・撤廃されれば、
日系自動車メーカーなどは収益拡大が見込める。
また、タイに続いてインドネシアやフィリピンなども参加への動きを加速する可能性があり、
日本が主導するアジアでの多国間の自由貿易圏作りを強化できる。