膵臓(すいぞう)に腫瘍が見つかり、休養している翁長雄志沖縄県知事は21日までに再入院した。
21日に手術を受けたという情報もある。
妻の幹子さんは同日、那覇市内で取材に対し、「県に聞いてほしい。本人は元気」と答えた。
県は知事の入院や手術の有無について、公表していない。

知事の病状次第では、今後の公務に影響が出る可能性がある。また11月予定の知事選で翁長氏の再選出馬を前提に議論を進めている県政与党などの候補者選考にも影響が出る可能性もある。

マスコミ各社は、県に対し、知事の手術や退院に関する情報提供を求めているが、県は「病院側と調整し、検討する」「状況を見ながら対応する」と回答を保留している。

翁長知事は10日の記者会見で、5日に人間ドックを受けた結果、膵臓に2センチを超える腫瘍が見つかったと報告。
4月中に膵体尾部を切除する手術を受けることを明らかにした。

その上で知事は「医師から根治できる状況と聞いている。早期復帰し、私に与えられた知事としての責任を全うしたい」と強調。
担当医は「良性か、悪性かを最終的に判断するため、膵臓の一部を切除する。どのような診断であっても根治を目指した治療が今のところできると考えている」と見解を示していた。

http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/241081