車の燃費や排ガスの検査でも不正が常態化していたことが明らかになりました。自動車メーカーの「SUBARU」が検査データを書き換えていた不正は、合わせて数百件に上ることが関係者への取材でわかりました。

SUBARUは去年、出荷前の車の検査を資格のない従業員にさせていたことが明らかになりましたが、燃費や排ガスをチェックする検査でもデータを書き換える不正が発覚しました。

これまでの社内調査で燃費や排ガスを測定した結果、国に申請した数値と異なるデータが出たにもかかわらず、うそのデータを書き込んでいたことがわかっています。

さらに、データの書き換えは数年前から群馬県太田市の工場で行われていたことが確認され、フォレスターなど幅広い車種で合わせて数百件に上ることが関係者への取材で新たにわかりました。

また、不正には検査担当の複数の従業員が関わっていたということで、消費者が重視する燃費や国が義務づけている排ガスの検査でも不正が常態化していたことになります。

国土交通省は、会社の管理体制に問題がなかったかSUBARUに報告させ、再発防止を強く求めることにしています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180419/k10011408941000.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20180419/K10011408941_1804190437_1804190450_01_03.jpg