JRによると、今月12日までの北海道新幹線乗客数は406万人。17年度の2月末までの利用客は
前年同期を20・6%下回り、1日平均5100人だった。最多が8月の同7500人、最少は1月の
同3400人で、特に7、10月は前年比25%減となった。

平均乗車率は16年度の32%に対し、17年度(2月まで)は27%と5ポイント低下。
JRが「当面の目標」としていた26%をかろうじて超えた。JRは「観光目的での利用が多く、
季節波動が大きい」として冬場の閑散期対策に力を入れ2月は前年実績をやや上回ったが、傾向は
ほとんど変わらなかった。

一方で、JRが昨年11月に公表した16年度の北海道新幹線の営業係数(100円の営業収益を
得るために必要な営業費用)は146。青函トンネルの設備維持費などの負担が重く、
54億600万円の営業赤字となった。

17年度は、運賃収入がさらに減ることになる。

https://mainichi.jp/articles/20180326/k00/00e/040/144000c