加工後に残ったホッキ貝の貝殻を大阪湾に大量に投棄したとして、大阪府警生活環境課は16日、海洋汚染防止法違反(船舶からの廃棄物排出)の疑いで、
水産物加工販売会社「ひろ」の常務取締役、新井吉守容疑者(51)=大阪府泉南市樽井=と同社員ら計5人を逮捕した。
いずれも大筋で容疑を認め、「処分できなくなり海に投棄した」と供述しているという。

逮捕容疑は平成28年12月〜昨年2月、大阪府泉南市にある同社の流通センターで、食用加工して残ったホッキ貝の貝殻や、中身が腐っていた貝など計約2・2トンを船に積み、同市の近海に捨てたとしている。

捜査関係者によると、加工の過程で出た貝の廃棄物は、業者に有料で処分を依頼するなどしなければならないという。

府警に情報提供があり、昨年2月に流通センターなどを捜索していた。他にも複数回、海に貝殻を投棄していたとみて調べる。

http://www.sankei.com/west/news/180416/wst1804160065-n1.html